スーパー耐久シリーズ第3戦inスポーツランドSUGO

スーパー耐久シリーズ第3戦は、宮城県スポーツランドSUGOで行われました。

7月9日に予選が行われ、Team Fukushima Z34をドライブする塩津祐介/松田次生/三浦愛/平峰一貴組は、ST-3クラスのトップタイムでポールポジションを獲得しました。

7月10日に開催された決勝ではポールポジションからスタートで、初優勝の期待を抱かせたが、2着でチェッカーフラッグを受け、表彰台へと登ることになりました。

今回は2グループに分けられ、3時間レースとして覇が競われる。午前中の開始となったグループ2決勝レースに、スタートドライバーとしてチームが起用したのは平峰。何者にも前を遮られないポールスタートのメリットを活かし、グリーンシグナルの点灯と同時に、鋭いダッシュを決めて、まずは1コーナーにトップで飛び込んでいきました。2周目からFCY(フルコースイエロー)がオイル処理のため提示され、すぐにセーフティカー(SC)ランに改められたこともあって、しばらくは後続を従えたままの展開になるも、バトル再開からは徐々に逃げていき、10秒のリードを築いた31周目に塩津と交代。

ライバルとは異なるタイミングでのピットストップだっただけに、いったんは順位を落とす格好となりましたが、ライバルがピットに入るたび順位を戻し、52周目にはトップに返り咲く。そして、2時間を間もなく経過しようというタイミングの66周目に、塩津は松田にバトンを託すこととなりました。4番手でコースに戻った松田だったが、75周目にひとつ順位を上げ、もう前にいるのは、まだ2回目のドライバー交代を終えていないトップの車両と、序盤のSCランのタイミングでドライバー交代を行っていた車両のみ。

トップは十分なマージンを作れておらず、2番手も燃費がギリギリだと予想されていました。83周目に松田は2番手の車両の背後につけて、プレッシャーをかけ続けたが、なかなか屈しないばかりか露骨なまでのブロックで逆転を許してくれませんでした。あわや接触寸前の光景も、巧者・松田だからこそかわせたものの、一歩間違えれば大アクシデントにもつながっていた可能性もありました。最後まで行く手を阻まれ続けたまま、3時間が経過。Team Fukushima Z34にとっては、悔しい2位でレースを終えることとなりました。

次回のレースは3週間後の7月30〜31日に、本州を離れて九州のオートポリスで開催される。今回は速さを証明したレースだっただけに、リベンジが期待されます。

Aドライバー塩津祐介

僕の時は左2本の交換でタイヤが落ちてきて厳しかったのと、僕も運が悪くて変なトラフィックに引っかかったりしたようなロスがなければ、もっといい結果になっていたと思うので、そこが悔しいです、僕の仕事としては。でも、やれるだけのことはやったとは思います。

Bドライバー松田次生

ちょっと危ないブロックでしたね。あれは当たってもおかしくない。引いたけれど、ちょっと強引すぎる。コーナーでいろいろラインを変えてやってみたけど、抜けないですよね、あれでは。何もできないですよ。ストレートがあまりにも差がありすぎるので、BoPをもうちょっと考えてほしいです。さすがに何もできませんでした。

Cドライバー三浦愛

すごいストレートの差があったので、つらそうなのが見ていても分かったんですけど、その中でも次生さんはほぼベストなレースをしてくれたし、微妙なライン取りは勉強になりました。一貴くんもスタートから全部しっかり決めてくれて、今回は自分が走れなかったので、そういう駆け引きとか、レースの強さを学ばせてもらいました。今後、走れる時は自分の足りないところを、補えるチームメイトがこのチームにはいるので、しっかり自分の糧にしていきます。

Dドライバー平峰一貴

チームからはちぎってきてくれと言われていたので、それはできたと思います。ちょっと物理的な差が、ストレートでの差がエグいぐらいあったので、そこは向こうにだいぶ分がありましたね。まぁ、いいレースはしたと思っています。

チーム福島代表総監督 木村淳一

予選でトップタイムでポールポジションを獲得できたのは大きな収穫です。しかし結果は2位。東北開催で福島の皆様に良い報告したかったのですが、非常に残念です。しかしシリーズポイントは獲得しました。シリーズチャンピオンもまだまだこれからです。

チーム福島S耐監督 鈴木宏和 

納得できる2位だったら良かったんですが、本当に応援してくださった皆さんにも、悔しい思いをさせて申し訳ありませんでした。

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